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ダイナスティ(1980年代初頭)

80s

ナイキブランドが初めて世に送り出したスニーカーが”コルテッツ”であることからもわかるように、ナイキはランニングカテゴリのシューズに力を入れていたことがわかる。 ナイキがブルーリボン社からナイキへと変わり、”コルテッツ”をリリースし、本格的にスポーツブランドとして動き始めた当時、ランニングカテゴリの次に力を入れていたカテゴリというのが、アメリカで高い人気を誇るバスケットボールと特にヨーロッパでの人気が高いテニスであった。

バスケットボールカテゴリで一番よく知られているのが、1982年に初登場したエアフォース1”であることは明確だが、それ以前の80年代初期までの主力モデルとしては、ハイカットの”ブレザー”やローカットの”ブルーイン”というモデルが展開されていた。

ブレザー    


1980年代になると他のスポーツブランドもバスケットボールシューズに力を入れるようになっており、各ブランドの商品の機能性が高くなっていたため、ナイキは他のブランドに対抗するためにいくつかの新しいモデルを世に出すこととなる、そこで登場した中にエアフォースも含まれているが、この記事の主役である”ダイナスティ”もその一つである。

エアフォース1はナイキで初めて”エア”が搭載されたバスケットボールシューズということもあり、他のものより高い価格であった。それに対し”ダイナスティ”にエアは搭載されておらず、価格設定も安かった。しかしその耐久性は高く、価格もリーズナブルということもあり、頻繁にシューズを買い替えることのできないアメリカの若者層の心を掴むこととなり、結果的に高い支持を受けることとなった。


見た目はバスケットボールシューズらしくハイカットなのだが、特徴的なのが足首の上部分にある”取り外し可能なベルクロ(マジックテープ)ストラップ”で、これがあることによってプレー中のフィット感を向上させる役割があった。 コート上での役割ももちろんあったがコート外でのベルクロストラップの役割も大きく、デザイン上のアクセントとしても目を見張る物があり、オフコートでの着用の仕方で、本来なら前部分で留めるベルクロを後ろ部分に垂らす履きこなしがあり、この着用の仕方を(アメリカのストリートシーンを生きた若者達はしていた。



エアフォース1(1982年)

エアフォース1(1982年)

 

ナイキの始まり

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