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コンバースの始まり(since1908)

 創業当時から今でもなおそのスタイルは変わらず、性別を問うことなく創業から現在に至るまでのスニーカーシーンにおいて、その存在を揺るがすことはできないスニーカー界の老舗にして、大重鎮であるコンバース。 その始まりは20世紀の頭にまでさかのぼる。


 コンバースの創業は1908年、年代だけ聞くとパッとしないが、そのころの日本はというと、 1904年に日本vsロシアの日露戦争が始まった年代だということから、その時代背景がうかがえる。
創業者はデパートの経営者で、名前は ”マーキス・M・コンバース” 、アメリカのマサチューセッツ州モールデンで、 ”コンバース・ラバー・シュー・カンパニー” を設立した。 マサチューセッツ州は雪が多く降る土地で、湿地地帯が多い土地の地域に注目し、劣悪な環境下でも作業がしやすいシューズを作ろうと考えたのが始まりだとされている。 1917年から1996年までの約80年間における累計販売数は、”5億6000万足” を超えているということからも、世代を超えて愛されていることがわかる。


 コンバースと聞いたときに、思い浮かべるベストセラー商品というと”オールスター”が一番有名だが、創業当初は主にゴム製の防水シューズを製造販売していた。 そして創業からしばらく経った1917年に世間でよく知られている ”キャンパス・オールスター”がバスケットボールシューズとして世に初めて発売されることとなり、それからの快進撃はとてつないものであることは言うまでもない。


 コンバースは単にスニーカーの製造販売をしている企業ということではなく、1939年に開戦した第二次世界大戦では、軍用のブーツや、パーカーといった軍需用品も生産していた。
1946年には” NBA”の前身団体”BBA”が発足されると、その所属プレーヤーのほとんどがキャンパス・オールスターを履いてプレーしており、1960年代は売上も知名度もとてつもないものとなり、それからブランドとしての黄金時代が長く続くこととなる。

どの選手の足元にもコンバースが並ぶ

 その後は、”ワンスター” や ”BFグッドリッチ社”との合併によってノウハウが受け継がれ完成したジャックパーセルなどの名作もコンバースが誇る商品となった。


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