注目キーワード
  1. nike
  2. adidas
  3. converse
  4. puma
  5. vans

アディダスの始まり (since1948)

 アディダスの始まりは、ドイツの靴職人の息子として生まれた、二人の兄弟から始まる。

1920年、兄ルドルフとその弟のアドルフのダスラー兄弟によって、靴製造の会社である ”ダスラー兄弟社” が立ち上がり、兄のルドルフが主に販売を担当し、弟のアドルフが主に製造を担当していた。それから5年後の1925年に陸上スパイク、8年後の1928年にはサッカースパイクを開発している。


 そしてさらに数年が経った1948年、ダスラー兄弟は意見の食い違いによってダスラー兄弟社を分裂させることとなる。 弟アドルフは自分の愛称の ”アディ” とファミリーネームのダスラー から ”ダス” を取り、弟アドルフをボスとしたアディダス社が立ち上がった。 そしてスポーツシューズメーカーとして今までよりもさらに本格的に活動を開始していくこととなる。
 それと同時に、世界中の誰もがアディダスと聞いて思い浮かべるであろう3本線の入ったシューズを世に送り出すこととなる。


 1960年に開催されたローマオリンピックでは、出場選手中の75%、そしてその4年後の1964年開催の東京オリンピックでは、驚異の80%の選手が弟アドルフが創設したアディダスのシューズを着用していた。
 その後、現在世界で一番売れているスニーカーであるスタンスミス、その他にもスーパースターや、カントリーといった誰もが知るロングセラーシューズを数多く世に送り出し、ナイキが台頭するまでは世界のナンバーワンスポーツブランドとして、革新的な新機能モデルシューズをいくつもひきさげ、世界のスポーツシーンにおいて最も影響力を持っているブランドであった。


 ダスラー兄弟社分裂後の兄ルドルフも自分の名前から取った会社を立ち上げており、ルドルフの ”Ru” と、ファミリーネームのダスラーの ”Da” を取り、” RUDA” というブランドを作った。  兄ルドルフが作ったRUDAと、弟アドルフの作ったアディダスは川を挟んだ対岸同士にあったため、両社が位置している地域を含めた競争にまで発展することとなり、親がどちらの方に勤めているかで入学する学校が決まったり、サッカーの試合ではそれぞれ位置している側にある会社の靴を履いて対戦したりした。
 兄ルドルフが作ったRUDAはその翌年に社名を変更し、変更後の名前というのが ”PUMA” である。



プーマの始まり

プーマの始まり (since1949)

最新情報をチェックしよう!